スポンサーリンク

BEHRINGER X32は2024年でも通用するのか?

音楽機材
記事内に広告が含まれています。

ベリンガーのデジタルミキサーX32RACKを約1年間使用しましたので、
「2024年でも使えるのか」という視点でレビューをしていきます!

X32RACKを導入した理由

私がX32RACKを導入した理由は、
出入りするライブハウスがMIDAS M32Rを使っていたから です。

MIDASのM32とBEHRINGERのX32は同じMUSIC GROUPということもあり、操作性がほぼ同じ。

そして互換性もあるので、下記のように繋いで使っていました。

現場ではLiveProfessorと組み合わせてモニター用ミキサーとして使っています。

仕事でミキサーを使う場合、
周囲の人と同じミキサーにするのは鉄則なので、もし周りにX32/M32ユーザーが多いようでしたら積極的に検討しましょう。

2024年でもまだまだ現役

X32、M32は10年以上前のミキサーですが、上記のようにライブハウスでもバリバリ現役で使われています。

ファームウェアの更新も2024年4月に公開されていたりと、まだまだ現行機種として頭角があります。

現行品なので、当然といえば当然ですがサポートの不安も無し。パーツの供給停止もまだまだ先なので、安心してご利用いただけます。

2024年の現代においても、選ぶメリットは沢山ありますので、デジタルミキサーをお探しの方はぜひご検討なさってください。

情報は2024年11月の執筆時点の情報です。

2024年の今、X32を選ぶメリット

デジタル製品は新しい製品を買いたいのが性。

そんな中、X32を選ぶメリットを挙げてみます。

  • 価格が安い
  • ステージボックスを考慮すると更に安い
  • 入力チャンネル40CH

価格が安い

いまだにX32の価格は魅力的です。

↓最新価格はこちら

created by Rinker
Behringer(ベリンガー)
¥266,093 (2024/12/06 22:12:31時点 Amazon調べ-詳細)

他製品と比べてこの価格はどうかというと…

「入出力とステージボックス比較すればX32はリーズナブル」

というのも、X32よりも新しく、現代的なデジタルミキサーも多数ございます。

2024年のデジタルミキサー市場ではAllen & Heath CQシリーズが低価格帯で登場。

価格も驚きの価格です。

ただ、入出力の仕様やデジタルステージボックスまで含めて検討すると
X32を選ぶ理由はあるかと思います。

Allen & Heath CQ-20Bとの仕様比較

フェーダーレスミキサーの比較として、BEHRINGER X32RACKとCQ-20Bを比較してみましょう。

X32RACKCQ-20B
入力チャンネル4020
出力168
内部処理44.1/48kHz96kHz
デジタルステージボックスAES50
Dante(オプション)
非対応
FXエンジン84

CQシリーズは新しいミキサーということもあって、内部処理96kHzで解像感が優れています。

デジタルステージボックスに対応していないのが個人的にネックなのですが、
音の良さではCQが魅力的に感じています。

created by Rinker
ALLEN&HEATH
¥148,500 (2024/12/06 22:12:32時点 Amazon調べ-詳細)

次にデジタルステージボックスについてお話していきます。

デジタルステージボックスが安価

ステージボックスには、アナログとデジタルの2種類がありますが、
BEHRINGER X32対応のデジタルステージボックスは安価なのが魅力的です。

アナログマルチと比較してもBEHRINGERのデジタルステージボックスの方がリーズナブルです。

ステージボックスについて補足説明

◾️アナログマルチ

アナログのステージボックスは汎用性が高く、ミキサーを選ばず使用できるのですが、

ケーブルが太く、かつ高価なんです…

例えば、32chのアナログマルチで30mとなると、その重さは13kg…

価格もケーブルだけで10万円ぐらいします。

◾️デジタルステージボックス

デジタルステージボックスなら、ケーブルはSTP仕様のLANケーブルを使用します。

例えばCANAREのETC30S-Bというケーブルなら2万円程度で手に入ります。

そしてステージボックスの価格も10万円程度で手に入るので、アナログマルチのケーブル代だけでステージボックスが買えます。

※最新の価格はこちら↓

created by Rinker
Kose
¥22,422 (2024/12/07 01:05:47時点 Amazon調べ-詳細)

YAMAHA TF3との比較

BEHRINGER X32のコストパフォーマンスの良さは
ステージボックスを含めた際に大きなアドバンテージとなります。

参考までに、YAMAHA TF3との比較をしてみましょう。

X32 COMPACTTF3
本体278,000円366,800円
32chステージボックス118,000円219,800円
オプションカード不要69,800円
合計396,000円656,400円
※執筆時点のサウンドハウスの販売価格です。

YAMAHAのTF3はDanteという汎用性の高い規格となっており、価格なりの価値は十分にあると思いますが、単純に比較すると同じ32chという仕様でこれだけの価格差が出るのは悩ましいですね。

入力チャンネル40CH

デジタルミキサーはフェーダーの数に関わらず入力チャンネルが増やせるのがメリット。

そこで見逃せないのが、内部で処理可能な入力チャンネルの数。

BEHRINGER X32は40CHと入力数が多いのが魅力です。

同価格帯の製品を調べたところ、

  • ALLEN & HEATH Qu16→22ch
  • YAMAHA DM3→18ch
  • YAMAHA TF→40ch

となっておりました。

トークイベントや定番のバンド編成であれば、16chあればちょうど良いと思いますが、
キーボードが複数入ったり、ブラスセクションが入るような音楽イベントではやっぱり40chは欲しところ。

LiveProfessorとの併用が最高

以上のようにコストパフォーマンスに優れたデジタルミキサーですが、
もう少し踏み込んで音作りをしたい…という方にぜひお勧めしたいのが、LiveProfessor

LiveProfessorを使えば最新のVSTプラグインを使った音作りが可能。

下記の動画でかんたんに触れていますので、ぜひご視聴ください!

まとめ

新しいデジタルミキサーが登場する今もなお、

40入力CH対応・デジタルステージボックス対応 という点ではずば抜けてコスパの良いミキサーです。

入力チャンネルが多いということは、その分対応できる現場も多いということで、メインミキサーとしても魅力的。

初めてのデジタルミキサーや、なるべく価格を抑えてサービスを提供されたいPA屋さんにはまだまだ魅力的な製品です。

created by Rinker
Behringer(ベリンガー)
¥266,093 (2024/12/06 22:12:31時点 Amazon調べ-詳細)

コメント

タイトルとURLをコピーしました