みなさんこんにちわ。今回はエレキギターの音をパソコン・MACやiPhoneに入力する方法をご紹介いたします。
パソコン/Mac/iPhoneにギターを繋ぐことで、めっちゃ遊べます。
環境を作っておけば、録音データ送ってよ!と無茶振りされても大丈夫。
(余興でギター録ってよって言われること良くあります)
また、録音以外にも普段の練習やオンラインセッションにも活かせます。
ギターの遊び幅、伸ばしてみませんか?
エレキギターの難しいところ
エレキギター(以下、エレキ)のサウンドといえばギターアンプから出る音をイメージしますよね。
エレキらしい音にするには、ギターアンプのサウンドをシミュレートする「アンプシミュレーター」なるものが必要です。
アンプシミュレーターは、キャビネットから、マイクの特性、お部屋の響きまでを再現するもの。
キャビネットや部屋の響きが結構重要。
エフェクターで歪みを再現できたとしても、キャビネットの鳴りが再現できていなければ、耳に刺さるような、トゲトゲしたサウンドになります。
エレキの収録には「キャビネットを再現できるアンプシミュレーター」が必須です!
PCやスマホに音を入れる方法は主に2つ
エレキに限らず、楽器の音をPCやスマホに入れる方法は2通りあります。
1つは、ケーブル経由で音を録る「ライン録り」、
もう1つはマイク経由で音を録る「マイク録り」です。
エレキの場合、マイク録りの対象はギターアンプのキャビネット。
オーディオインターフェイスが必要
マイク録り・ライン録りいずれの方法でもオーディオインターフェイスが必要となります。
マイクやギターケーブルは、PCやスマホに直接繋ぐことができません。
PCやスマホへ繋ぐための変換器として「オーディオインターフェイス」が必要になります。
ライン録りの際は、「ハイインピーダンス入力対応」のオーディオインターフェイスを、
マイク録りの際は、「マイク入力端子付き」のオーディオインターフェイスを、
また、スマホに繋ぐ際は、仕様欄の動作環境に「お手持ちのスマホに対応する」と明記してあるオーディオインターフェイスをお求めください。
どれでもスマホで使えるという物ではないので、スマホ用でお探しの際は、必ず仕様欄をお確かめください!!
動作環境の項目にWindows/Macとしか書かれていなければ、使えない可能性があります。
ページの最後に、オススメのオーディオインターフェイスをご紹介します。
アンプシミュレーターについて
ライン録りをするなら、アンプシミュレーターが要ります。
アンプシミュレーターには、ソフト型とハード型があります。
マイク録りをするなら、アンプシミュレーターは不要です。
動画で音質比較をしていますので、よろしければご参考になさってください。
ソフト型・アンプシミュレーター
ソフト型は、PC /mac内部で動くアンプシミュレーター。DAWを使うなら、DAWに搭載されていることがあります。
macなら、無料のGarage Bandにアンプシミュレーターが入っています!
なので、ソフト型のメリットは「コストの低さ」にあります。
デメリットは「音が遅れる可能性がある」という点です。
ギターの音は、PCに入力され、PC内部でエフェクト処理を行なって、再度オーディオインターフェイスから出力されるので、遅延が発生することがあります。
これは避けられない点です。
DAW標準搭載のアンプシミュレーターを使用する他、お好みのアンプシミュレーターを購入する方法もあります。
標準搭載のアンプシミュレーターは必要最小限でちょっと物足りないかもしれません。
音にこだわりたい方は、別途購入がオススメ。
人気どころでいうと、Amplitubeがあります。
ハード型・アンプシミュレーター
多くは「マルチエフェクター」に分類されます。
マルチエフェクターに「アンプ」や「キャビネット」があるなら、アンプシミュレート機能を備えています。
今ではほとんどのマルチエフェクターに搭載されていますね。
ハード型・アンプシミュレーターを使うメリットは遅延が少ない、という点。
また、オーディオインターフェイス内蔵の製品も多く、USBケーブルでPCに繋ぐだけで宅録やセッションができるものもあります。
デメリットは価格。キャビネットの音質特性も再現できる「キャビネットシミュレーター」付きのものになると、それなりに値が張ります。
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製品例
BOSS Pocket GT(サクッと音を録りたい人にオススメ!)
アンプシミュレーター:有
キャビネットシミュレーター&マイクシミュレーター:無
USBオーディオインターフェイス:有
BOSS GT-1000(回路レベルでシミュレートするヤバいやつ)
GT-1000はヤバいです。一昔前まではアンプシミュレート=LINE6 というイメージでしたが、GT-1000は立派なアンプシミュレーターに。
アンプの回路や相互作用までシミュレートするとんでもない機種です。下手にマイク録りするよりも、欲しい音に。マジでオススメです。
アンプシミュレーター:有
キャビネットシミュレーター&マイクシミュレーター:有
USBオーディオインターフェイス:有
LINE6 Helix LT(定番)
使ったことがないので、ご紹介まで。定番の外せないアンプシミュレーターです。
マイク録りについて
今回、YouTube用にサンプル音源を収録して思ったのが、マイク録りは実に奥が深いということ。
演奏上は、正直本物のアンプの方が気持ちがいいんですが、
ヘッドフォン越しで聴くのはまた別。
マイクの位置・距離で音が全然変わります。
理解してマイクを置かないと、シャリシャリの耳に刺さる音に。
そもそも、マイクを通した音って不自然なんですよ。
キャビネットに耳を付けて聞かないですよね。
なのに、レコーディング時にはキャビネットにマイクを近づける。
だから、下手にマイキングするととても聴けた音にはなりません。
録った後のイコライジングも超重要。
音の追求・探求としては面白いですが、
演奏をしながら、マイキング位置も研究するのはなかなかに大変です。
ギタリストが別にいて、マイキングの検証ができるならいいんですけどね。
アンプのレスポンスは抜群に良いですが、いい音にするにはエンジニアばりの研究が必要です。
総括
まとめると、レコーディングをするならオーディオインターフェイス中心の制作
ギター1本で行くなら、マルチエフェクターをPC・iPhoneに繋ぐのがオススメ。
マイク録りは、それなりに研究が必要なので、音の変化が楽しめる人にオススメです!
オススメオーディオインターフェイス
エレキギター1本+mac(GarageBand)の組み合わせでいくなら、ギター入力1系統のオーディオインターフェイスでも大丈夫。
予算別ギタリスト向けオススメオーディオインターフェイス
低価格帯
USBケーブルとギターケーブルが一体になったオーディオインターフェイスもありますが、断線するとアウトなので、あまりオススメはしません。
下記のような、ケーブル別型のオーディオインターフェイスを強くお勧めします。
TASCAM US -1x2HR
サポートの良いメーカー。生産完了品のドライバ更新も一定期間きっちり行なっています。
iPhone/iPad:対応(別途オプションケーブルが必要)
Steinberg UR12
おそらくシェアNo1のメーカー品。
iPhone/iPad:対応(別途オプションケーブルが必要)
音質について:1万円台のオーディオインターフェイスには、さほど音質の差はありません。
ただし、オーディオインターフェイスはソフトとの関係が密接なため、信頼のおけるメーカー品を選ぶようにしましょう。
OSのアップデート等で突然使えなくなる、なんてことも良くあります。信頼のおけるメーカー品なら何らかの対応があるので安心。
中価格帯
MOTU M2
この価格帯は中途半端なイメージが強いのですが、MOTU M2に関しては別。
音を聞いたことがありますが、高価格帯に近い解像度といっても過言ではありません。
普段の音楽リスニングにおいても、その音の良さが実感できます。
高価格帯
RME Babyface Pro FS
超真面目なサウンド。ツマラナイと思わせるほど、原音忠実主義。
Apogee Duet 3
とにかくクリアー。それでいて価格が10万円以下と高くないのがいいところ。
以上、参考になりましたら幸いです。
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