Mackie ProFX6v3+は従来のモデルに新機能をプラスしたモデルです。従来モデルとの主な違いは次の通りです。
ProFX6v3(従来モデル) | ProFX6v3+ | |
Bluetooth | – | ○ |
エフェクト | 24種類 | 12種類/調整可能 |
コンプ | – | CH1/CH2 |
レコーディングモード | – | 切り替え可 |
お勧め用途
ProFX6v3+を特にお勧めするシチュエーションとしては、
- 自宅での使用
- 配信やカラオケでの使用
にお勧めです。
リハーサルスタジオでの使用にも良いと思ったのですが、
エフェクトの仕様に惜しい点があり、個人的には自宅使用に限定してお勧めしたい機種です。
エフェクトそのものは魅力的
Mackie ProFX6v3+はエフェクトを作り込んでいきたい方にぴったりなミキサーです。
ほとんどの小型ミキサーは、エフェクトが付いていても、細かいパラメーターは調整できない機種がほとんどです。
例えば、YAMAHAのMG06Xは下記のようにタイプを選ぶのみで簡単に使える仕様となっているのですが、リバーブの時間やウェットバランスの調整はできません。
MackieのProFX6v3+は、最大で3つのパラメーターが調整可能となっております。
例えば、PLATE REVERBの場合、
DRCAY…減衰時間
SIZE…リバーブの広さ
HICUT…高音域のカット量
の3つを調整できます。
自宅カラオケ用のミキサーで「エコーの残り具合が耳に付く」とお悩みの方も、ProFXv3+なら減衰時間を調整できるので、お好みのサウンドにできます!
エフェクトの惜しい点
ProFXv3+のエフェクト機能は大変魅力的で、エフェクト目的でお求めになる方も多いかと思います。
そこで陥りがちなミスマッチポイントをあらかじめお伝えさせていただければと思います。
それは、電源を入れ直すと必ずデフォルトエフェクトになるということです。
つまり、直前に作り込んだエフェクトも電源を入れ直すとデフォルトに戻るということです。
デフォルトエフェクトはディレイになっています。
電源を入れるたびにディレイになる仕様となっています…
ちなみに、プリセット保存機能はあるので、電源投入後にプリセットの呼び出しをすることは可能です。
リハーサルスタジオ等、電源の入れ直しを頻繁にされるシチュエーションでは、扱いづらいかと思います。
電源を入れ直しても直前の状態が再表示されれば良かったのですが…
もっとも、リハーサルスタジオでは細かいエフェクトの作り込みよりも、
どなたでも簡単に使える ということが重要だったりするので、従来モデルのProFXv3の方が適しているともいえますね。
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