Ring Battery Doorbell(リングバッテリードアベル)はAmazon Alexaと連携可能なスマートドアベルです。
元々Panasonicのインターホンが付いていたのですが、宅録中に「ピンポーン」と鳴ったことをきっかけに、スマートドアベルの導入を決意しました。

Ring Battery Doorbellについて
Ring Battery Doorbellは、セキュリティカメラを手掛けるRing社が発売するスマートドアベル。
その名の通りバッテリーで動くドアベルなのですが、ACアダプターによる常時給電も可能となっております。
バッテリー交換の手間もあるので、電源直結で設置することにしました。
使用感を先に書くと、「電源直結はマスト」だと思いました。
その理由は、「バッテリー残量を気にせず感度を高めることができる」から。
本記事では、電源直結の手順と電源直結がマストな理由をご紹介していきます。
交換前のインターホン
交換前の玄関子機がこちら

普通のインターホン「VL-V522L」です。
既存の配線を使う
玄関子機を外してみると、親機から細い線が2線来ているようです。

そして、固定している外枠も簡単に外せそうなので、元の位置にRing Battery Doorbellを設置できそうです。
親機の撤去・末端処理
「電源直結型」モニター型親機の取り外しは電気工事にあたるため、電気工事士の資格が必要となります。

親機の撤去は電気工事士に依頼しました。100Vの線は絶縁処理をしてもらいました。

親機の取り付け金具はスイッチプレートと同じ寸法とのことで、
空いた穴にはスイッチプレートで蓋をしています。
子機の入力端子へ接続
Ring Battery Doorbellへの電源供給は、元々玄関子機に繋がっていた電線を使用します。
必須ではありませんが、圧着端子で取り付けし易くしておきます。
圧着端子はφ3mmのものを使用しました。


こんな感じでRing Battery Doorbellにピッタリ取り付けできました。

配線が終わったら、付属のプレートに本体を取り付けるのみ。想像以上に簡単でした。
ネジ留めの位置はPanasonicと違う位置だったので、コーキングでネジ穴を塞いで、新たに取り付けています。
コーキングは近くのホームセンターには小容量の物がなかったので、Amazonで急遽購入。
ACアダプターへ接続
親機側の残線をACアダプターに繋げば接続完了です。

ACアダプターは純正品ではなく、汎用のものを使いました。
…配線が目立つので、足元のコンセントを付け替えてもらって、隠蔽配線にしました。

純正のACアダプターは色が白いので、より目立たないなと少し後悔
Ring Battery Doorbellを付けて良かった点
替えて本当に良かったと思います。
特に良かったと思う点を2つ挙げておきます。
声がハッキリ聞こえる
従来のインターホンは、マイクの性能なのか親機のスピーカーの問題なのか分からないですが、インターホン越しに言葉が聞き取れないことがありました。
こちらの声も聞き取りずらいのか、聞き返されることもしばしばありました。
Ring Battery Doorbellにしてからは、相手方の声も鮮明に聞こえ通話として成立するようになりました。
ドアベルの音量も十分で2軒先まで声が届きそうな勢い。スピーカーのボリュームは下げて使用しています。
スマホで応対ができる
スマホで応対出来るメリットとして、
・マナーモードに設定できる
・いつでもどこでも応対ができる
上記の2点があります。
マナーモードに設定できる
ドアベルが押されるとRingアプリに通知が届き、マナーモードにも設定できるので、安心して録音や撮影に挑めます。
子供がお昼寝をしている時も、ストレスフリーです。
そして、自動応答機能もあるので、手元でポチっと対応できるのも便利。

置き配設定の無い通販サイトでも、自動応答により置き配にしてくれる運送会社さんもいらっしゃいました。
いつでもどこでも応対ができる
我が家には親機モニターが1つしかありませんでした。離れた場所にいると、親機モニターまで駆け寄るのに10秒近くかかることも。
一方のスマホは、基本的に傍に置いているので、通知が来たら手元で即座に確認ができます。
Ring Battery Doorbellの弱点
とはいえ、良いことだけではありません。
弱点と感じるのが「ネットワーク環境に大きく左右される」ということ。
導入当初は、スマホアプリで応答しようとすると画面が待機状態となり、レスポンスの悪さを感じました。
その後、WiFiルーターを買い替えることで、爆速で表示されるようになったので、ネットワークの速度にも注意が必要です。
応答速度について
応答速度については、ネット回線の他にアプリの検知設定によっても早くすることができました。
ドアベルには、インターホンを押す前から人物検知を行う機能「モーション検知」があります。
モーション検知の感度を高めることで、インターホンを押す前から通信を行うため、アプリへの通知も爆速になりました。
なお、モーション検知の感度を高めるとバッテリーの消耗も早くなるとのことで、バッテリーへの常時給電はほぼ必須だなと感じました。
まとめ
既存のドアホンからの置き換えは想像以上に簡単で置き換えもスマートにでき大満足です。
実運用については、設定や環境を煮詰めることで、爆速で通知が届くようになり、とても快適に使えるようになりました。
特にマナーモードに設置できるのはGOOD。ミュージシャンの方や動画クリエイター、配信者の方にはQOLを上げるアイテム間違いなしです!
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