楽器屋店員おすすめのハンディレコーダーと選びかた【ライブ演奏に】

音楽機材
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本記事では楽器演奏者やビデオグラファーに向けて、おすすめのレコーダーと選び方についてご紹介します。

※当ブログはあくまで、個人の主観に基づく内容となっております。

選ぶポイント

レコーダー選びのポイントとして、よく挙がるのが次の点です。

  1. 機能性
    オーディオインターフェイスの有無
    マイク入力の有無
  2. 価格
  3. 音質
  4. 指向性

一番のポイントは”バランス”

必要な機能を満たす製品をお選びいただくのは前提条件として、

重視したいのが「目的の音源がバランス良く録れる」こと。

ライブ撮影でのクライアントワークでは、音質よりもバランス調整のご要望を頂くほうが多いです。

例えば、バンドモノの収録で

「ボーカルをもっと聞こえやすくできないか」とか

「ギターソロをもっと聞こえやすくして欲しい」といったご要望です。

マルチトラックではないステレオ収録の場合、

収録後に特定の楽器・声のみを大きくするのは非常に困難です。

いかに、録りの段階でバランス良く録れるかにかかっています。

指向性について

バランスに大きく影響するのがマイクの指向性。

指向性は「単一指向性」と「無指向性」の2つが主流。

単一指向性のマイクは、マイクが向いている方向の音を良く拾い、

無指向性のマイクは、全周囲の音を均等に収音する特性があります。

主役を引き立てて録るなら「単一指向性」がオススメ。

全体の音を録りたいなら「無指向性」がオススメです。

単一指向性はマイクが向いていない方向の音は弱くなるので、セッティングが重要になります。

セッティングに時間が割けない方、例えば演者の方が録音も担当するという方は、無指向性のほうが無難です。

私は無指向性マイク(画像左 TASCAM DR-05)と単一指向性マイク(画像右 ZOOM H1)の2つを使用しています。

H1は主にカメラマウントで使用。カメラが動くとマイクの収音範囲もリニアに動くので、臨場感が出ます。

無指向性マイクは、予備として使用することが多いです。指向性マイクでバランスが偏りすぎた場合に、差し替えたりすることもあります。

外部マイク入力端子の有無にも注目

クライアントワークをするなら、外部マイク入力付きのレコーダーがオススメ。

収録現場によっては、どこにレコーダーを置いてもバランスが整わないことがあります。

例えば、客席最前列中央にレコーダーを設置した場合、

両脇のPAスピーカーが指向性の外となり、ボーカルの音がほとんど入らない。

PAスピーカーの近く、上手かみて側にレコーダーを設置したところ

PAスピーカー越しのボーカルは明瞭に聞こえるものの、下手しもて側のギターアンプの音が小さくなる。。。等。実際にある話です。

さらに、現場によっては、自由にレコーダーを設置できないことがあります。

そういった場合、マイクを1本でも立てることができれば、ミックスの余地ができます。

カメラワークの場合、極力機材は少なくしたいですが、

いざという時、あると便利なのがマイクとマイク入力付きのレコーダーなんです。

価格について

機材を買うにあたって重要となるのが、予算。

価格の差が躊躇に出るのが、「ノイズ」

ライブハウスでの収録の場合、ほとんど気にならないのですが、

静かな環境で音を録ったり、音量を上げ気味にして録るなら、

高品質なレコーダーをお求めください。

ノイズは音量を上げたり、静かな場所で使ったりすると、どうしても目立ちやすくなります。

販売後のアフターサポートで割合を占めるのが「ノイズが気になる」とのお声。場合によってはメーカーで検査を行いますが、良品範囲内で返却となるケースがほとんどです。

実際にどの程度なのか、、、2種のレコーダーを聴き比べ↓


■TASCAM DR-40VER2-J+ SHURE SM58LCEオンマイク(5cm程度) GAIN:85

■TASCAM DR-100MK3 + SHURE SM58LCEオンマイク(5cm程度) GAIN:50


これ位は許容範囲内!という方は1万円〜程のハンディレコーダーでも問題ありません。

「気になる」という方は、おおよそ5万〜ほどのレコーダーがオススメ。

おすすめのレコーダー

ズバリ、下記の2機種をお勧めします!

低価格帯でお勧めNo1 ZOOM H1n

お勧めポイントは、手軽に良い音で録れること。

H1nは特にシンプル・コンパクトなため、初めてのハンディレコーダーにもお勧め。

先代モデルのH1を所持していますが、音質面で物足りなさを感じたことはありません。

性能面・機能面・音質面 お勧めNo1

TASCAM Portacapture X8

”絶対に音割れしない”と話題の32 bit FLOAT対応のレコーダー。

外部マイク入力が4系統あり、バンドモノのマルチトラックレコーディングにも対応。

さらに、オプションアダプターAK-BT1とUltraSyncBLUEの組み合わせで、タイムコード同期が可能に。

PotracaptureX8を2台使用したり、PortacaptureX6をサブ機で使った場合も、

同期をすることで、編集がとっっても楽になります。

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