【採点機能対応】JOYSOUND for Nintendo Switch マイクの繋ぎ方

自宅カラオケ
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Nintendo Switchのカラオケアプリ「カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch」で採点を使いたい。でも、マイクの音が遅れて歌いにくい——。

この悩みは、採点用のマイク信号と、スピーカーから聞くマイク音を分けることで改善できます。

先に結論:マイク音声はNintendo Switchへ入力して採点に使い、実際に聞く歌声はカラオケアンプやミキサーから直接スピーカーへ出します。Switch側のマイク音量はゼロ、または気にならない程度まで下げます。

この記事では、初代Nintendo Switchで確認した接続方法をもとに、従来のCSR KA1.0MK2を使う方法と、現在組みやすいDonner MAMP6+パッシブスピーカーの構成を解説します。

Nintendo Switch Liteは本アプリのマイク利用に対応していません。また、任天堂が採点用として案内しているのはニンテンドーUSBマイクなどの対応マイクです。市販のUSBオーディオアダプターを使う方法は公式保証外の応用接続となるため、機器の組み合わせによっては認識しない場合があります。

採点と低遅延を両立する接続の仕組み

JOYSOUNDの採点を使うには、Nintendo Switchが歌声を受け取る必要があります。一方、そのマイク音をテレビやSwitch経由で聞くと、映像処理や音声処理の影響で遅延が気になることがあります。

Nintendo Switchには採点用のマイク信号を入力する。
歌っている本人が聞くマイク音は、Switchを通さずスピーカーへ出す。

この二系統を作れば、採点機能を動かしながら、歌声は遅延の少ないアナログ経路で聞けます。

  • 採点用:マイク信号 → USBオーディオアダプター → Nintendo Switch
  • モニター用:マイク信号 → カラオケアンプまたはミキサー → スピーカー

遅延そのものの原因と、テレビ側で見直す設定は以下の記事で詳しく解説しています。

Nintendo Switchカラオケで遅延なく楽しむ方法 | 福山DTM Works
自宅カラオケで定番になりつつあるのが、 Nintendo Switchを使ったカラオケ。 「JOYSOUND for Nintendo Switch」を使えば、 自宅でも気軽にカラオケが楽しめます。 ただ、実際に使ってみると—— マイクの音

まず用意するもの

  • Nintendo Switch本体とドック
  • カラオケJOYSOUND for Nintendo Switch
  • マイク、またはワイヤレスマイク一式
  • マイク信号を二系統に分けられる機器
  • USBオーディオアダプターと必要な変換ケーブル
  • カラオケアンプまたはミキサー
  • 遅延の少ないスピーカー

スピーカーの注意:Bluetooth接続、サウンドバー、AVアンプ、サラウンド機能、テレビの音声補正などは遅延の原因になりやすいため、マイク音はできるだけアンプから有線で直接出力してください。

方法1:CSR KA1.0MK2を持っている場合

すでにCSR カラオケアンプ KA1.0MK2を持っている方は、本体の「ボーカル出力」を利用できます。ボーカル出力からマイク音声だけを取り出し、USBオーディオアダプター経由でSwitchへ送れるのが利点です。

KA1.0MK2は生産完了しており、現在は新品で入手しにくくなっています。これから一式をそろえる方は、中古価格や状態をよく確認するか、後述のDonner MAMP6を使う構成を検討してください。

CSR KA1.0MK2のボーカル出力をUSBオーディオアダプター経由でNintendo Switchへ接続する図

接続後の設定

  1. マイクをKA1.0MK2のマイクA端子へ接続する
  2. ボーカル出力1をUSBオーディオアダプターへ接続する
  3. USBオーディオアダプターをSwitchのドックへ接続する
  4. JOYSOUND側でマイクが認識されることを確認する
  5. Switch側のマイク音量をゼロ、または最小まで下げる

マイクA端子の音声がボーカル出力1へ送られます。ボーカル出力1だけをSwitchへつないだ場合、基本的にマイクAの歌声が採点対象になります。

方法2:二系統出力のワイヤレス受信機を使う

KA1.0MK2がなくても、同じマイク音を二系統から同時に出せるワイヤレス受信機なら応用できます。SOUNDPUREなど、受信機にXLR出力と標準フォーン出力がある製品では、片方を採点用、もう片方をスピーカー用に分けられます。

  • 出力1 → 変換ケーブル → USBオーディオアダプター → Nintendo Switch
  • 出力2 → ミキサーまたはカラオケアンプ → スピーカー
ワイヤレスマイク受信機の出力をNintendo Switch用とスピーカー用に分ける接続図

歌声はミキサーまたはアンプからスピーカーへ直接出力します。Switch側のマイク音量を下げることで、採点用入力を残しながら、遅れて聞こえるマイク音を抑えられます。

接続に使うケーブルの例

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現在組みやすい構成:Donner MAMP6+パッシブスピーカー

以前はUSBアダプター付きのアンプ・スピーカーセットを紹介していましたが、搭載アンプの生産完了によりセット商品は入手しにくくなりました。現在、低予算で組みやすい候補がDonner MAMP6とパッシブスピーカーの組み合わせです。

MAMP6は、パワーアンプとマイクミキサーの役割を1台にまとめた製品です。マイク入力を2系統備え、マイク音量とエコーを調整できるため、別途ミキサーを用意せずにカラオケ音源と歌声を混ぜてスピーカーから鳴らせます。

採点機能を使う場合の接続例

  • Switchのカラオケ音源 → テレビまたは音声分離機 → MAMP6の音楽入力
  • ワイヤレス受信機の出力1 → USBオーディオアダプター → Switch(採点用)
  • ワイヤレス受信機の出力2 → MAMP6のマイク入力(歌声を聞くため)
  • MAMP6 → スピーカーケーブル → パッシブスピーカー

重要:MAMP6へマイクを直接挿すだけでは、その歌声はSwitchへ送られません。採点も使う場合は、KA1.0MK2のボーカル出力を使うか、二系統出力できるワイヤレス受信機などで同じマイク信号をSwitch側にも分ける必要があります。

Donner MAMP6が向いている方

  • ミキサーとパワーアンプを別々に置きたくない
  • マイク2本とエコーを使いたい
  • 手持ちのパッシブスピーカーを活用したい
  • 価格を抑えつつ、テレビ内蔵スピーカーより本格的に楽しみたい

購入前の注意:MAMP6はスピーカーを内蔵していません。パッシブスピーカーとスピーカーケーブルが別途必要です。公称の「1000W」はピーク値で、定格出力は25W×6。家庭用として検討しやすい一方、大音量の業務用途向けの出力表示ではありません。マイク音の質感や長期耐久性、国内メーカーと比べたサポート情報の少なさも理解して選びましょう。

筆者が実際に購入し、音量・ノイズ・エコー・マイク音質まで確認した結果は、以下のレビューで詳しく紹介しています。

Donner MAMP6レビュー|1万円台のカラオケアンプは自宅で本当に使える?
自宅でちゃんとカラオケをしようと思ったとき、意外と困るのがアンプなんです。マイク入力があって、エコーもかけられて、パッシブスピーカーを直接鳴らせる。いわゆる「カラオケアンプ」が欲しいんだけど、これが今は本当に少ない。昔はPionnerやTE…

接続後の設定と確認手順

  1. すべての機器の音量を下げた状態で接続する
  2. JOYSOUNDを起動し、採点画面でマイク入力が反応するか確認する
  3. Switch側のマイク音量をゼロ、または最小へ下げる
  4. アンプ側でマイク音量とエコーを少しずつ上げる
  5. カラオケ音源と歌声のバランスを調整する

ハウリングを防ぐため、マイクをスピーカーへ向けないでください。最初から大音量にせず、マイク音量とエコーは少しずつ上げるのが安全です。

うまく採点されないときの確認ポイント

  • USBオーディオアダプターをSwitchのドックへ直接接続する
  • マイク入力対応のUSBオーディオアダプターか確認する
  • 変換ケーブルの結線方式と端子サイズを確認する
  • 受信機からSwitchへ送る出力レベルを上げすぎない
  • いったんJOYSOUNDを終了し、機器を接続してから再起動する
  • 市販アダプターで認識しない場合は、公式対応USBマイクで動作を切り分ける

まとめ

JOYSOUND for Nintendo Switchで採点と低遅延を両立するポイントは、採点用入力と、実際に聞くマイク音の経路を分けることです。

  • Switchには採点用のマイク信号を入力する
  • Switch側のマイク音量はゼロ、または最小にする
  • 歌声はアンプやミキサーから有線でスピーカーへ出す
  • KA1.0MK2を持っている方はボーカル出力を活用する
  • これから組む方は、二系統出力の受信機+Donner MAMP6+パッシブスピーカーが現実的

機材を購入する前に、手持ちのマイク受信機が二系統同時出力に対応しているか、スピーカーがパッシブ型か、必要なケーブルが合っているかを確認しておきましょう。

アプリや本体のアップデート、接続機器の仕様変更によって動作が変わる可能性があります。市販のUSBオーディオアダプターを使う場合は、公式対応外の応用接続であることを理解したうえで導入してください。

コメント

  1. USK より:

    質問失礼いたします。
    ワイヤレス受信機ともりあげくんとの接続について教えてください。

    ワイヤレス受信機ともりあげくんをXLR → 6.35mm 変換ケーブルでの接続を考えております。
    6.35mmプラグは線が1本のTS(モノラル)か、線が2本のTRS(ステレオ)のどちらのタイプを使用するのが適していますでしょうか?

    また、同様にワイヤレス受信機の6.35mm出力端子とUSBオーディオアダプタのマイク入力端子との接続で6.35mm → 3.5mm 変換ケーブルを使用する場合、ステレオかモノラルどちらがいいのでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

    • 猶崎 恵太 猶崎 恵太 より:

      コメントありがとうございます。
      ご質問の件ですが、もりあげくんはアンバランス入力のため、接続はTSプラグ仕様のケーブルが適合します。

      USBオーディオアダプターのマイク入力へはDCカット機能付きのモノラルミニプラグがお勧めです。

      記事に商品リンクを追記しましたので、ご確認いただけますと幸いです。

  2. USK より:

    大変遅くなり申し訳ありませんでしたが、質問へのご回答ありがとうございました。

    ご回答を参考にケーブル・アダプター等用意してようやく、ワイヤレスマイク受信機・もりあげくん・USBオーディオアダプタを用いて、遅延なくなおかつ採点もできる状態にもっていくことができました。

    なお、商品リンクのUGREEN社製USBオーディオアダプターですが、Amazonの商品説明にも記載があるようにマイク入力端子はTRSのみ対応している仕様らしく、実際にモノラルプラグでは反応しなかったので、ステレオプラグのケーブルに変えたところ無事にマイク音声がSwitchに入力されましたのでご報告まで。ちなみにSwitchとSwitch2の両方で使用できました。

    今までは外部スピーカーを用意しても若干の遅延があり、イヤホン端子・HDMI分離機・USBインターフェースからの接続等様々試し、これ以上できることはないと半ば諦めていましたが、マイク音声出力を2つに分けて、1つをミキサーからスピーカーへ、もう1つをSwitchへ入力というのは他で紹介されているのを見かけたことのない画期的な仕組みだと思います。

    もっと早くこちらの記事に出会えていれば、品薄で苦労したNitendo純正マイクをはじめ今となっては無駄になったものも用意せずに済んだと思うと悔やまれますが
    Switchカラオケ遅延関連で随一の有益な情報に大変感謝しております。
    ありがとうございました。

    • 猶崎 恵太 猶崎 恵太 より:

      貴重なコメントありがとうございます!遅延なく、採点も両立できたとのこと、何よりです。
      モノラルケーブルに関しましては、ケーブルの仕様によってはご利用いただけないとのことですね。私の動作確認環境下では以下のTRSプラグのRをオープンにした「TRS・モノラルケーブル」を使用しております。

      XLR(バランス)→ステレオミニで接続をすると、バランス信号のホットとコールドを合成してしまい、ノイズキャンセリングのような現象が起きる場合があり、極力使用を避けているのが実情です。

      実証を重ねて頂き、またフィードバックを頂きましたこと、心より御礼申し上げます。

  3. 諦めないあきら より:

    こんにちは。
    いつも記事を参考にさせていただいております。

    Switch2版JOYSOUNDで採点をしたく、記事やコメントを拝見して試行錯誤しています。

    現在の機材は以下のとおりです。

    【機材】
    ・Nintendo Switch2
    ・AKG WMS40 PRO MINI VOCAL SET(ワイヤレスマイク)
    ・JBL EON208P(PAスピーカー)
    ・Steinberg UR22mkII(※Switch2ではUSBマイクとして認識しませんでした)

    現在は、
    WMS40 → EON208P
    で歌っています。

    EON208PのMONITOR OUT(RCA)は「伴奏+マイク」のミックス音が出力されるため、そのままでは採点に使えません。

    記事のコメント欄で、
    「ワイヤレスマイク受信機・USBオーディオアダプターを用いて、Switch2でも採点できた」
    という内容を拝見しました。

    そこで教えていただきたいことがあります。

    ① 使用されたUSBオーディオアダプターのメーカー・型番を教えていただけないでしょうか。

    ② ワイヤレスマイク受信機からは、どのように信号を分配されましたか。
    (受信機の出力が2系統ある機種でしょうか。それともスプリッター等を使用されましたか。)

    ③ AKG WMS40 PRO MINI VOCAL SET(6.3mm標準フォン出力が1系統のみ)のような受信機でも、同様の方法で採点できる可能性はあるでしょうか。

    もしアドバイスをいただけましたら、大変助かります。

    よろしくお願いいたします。

    • 猶崎 恵太 猶崎 恵太 より:

      コメントありがとうございます。いつも記事をご覧いただき、ありがとうございます。

      私の環境ではPS4での検証となりますが、以下のUGREEN製USBオーディオアダプターを使用し、採点できることを確認しています。

      https://link.amazon/B011yPdFj

      使用したワイヤレスマイク受信機にはXLR出力とPHONE出力が備わっていたため、XLR出力をミキサーへ、PHONE出力をUSBオーディオアダプターへ接続しました。これにより、マイク音声をスピーカーから低遅延で出しながら、採点用の信号をゲーム機へ入力しています。

      AKG WMS40 PRO MINI VOCAL SETのように出力が6.3mmフォン端子1系統のみの場合も、信号を分配すれば同様の構成にできる可能性はあると思います。ただし、分配による音量や音質への影響、端子のモノラル/ステレオ仕様には注意が必要です。

      また、WMS40 PRO MINI 2のようなマイク2本構成で、2本とも採点に使用したい場合、USBオーディオアダプターのマイク入力は1系統なので、2本の信号をまとめるミキサーが別途必要になると思います。

      個人的には、分配器やパッシブミキサーを追加すると配線が複雑になりやすいため、KWS-2Hなど、マイク音声の混合出力を備えたワイヤレスシステムへ替えるほうが構成しやすいと思います。

      なお、Nintendo Switch 2については検証できる環境がないため、動作を保証することはできません。もし実際にお試しになりましたら、結果を教えていただけると大変参考になります。よろしくお願いいたします。

  4. 諦めないあきら より:

    こんにちは。

    先日はご丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。

    教えていただいた構成を参考に、同じような環境で試してみたいと考えております。

    一点だけ、追加で教えていただけないでしょうか。

    ワイヤレスマイク受信機のPHONE出力からUGREEN製USBオーディオアダプターのマイク入力までは、どのようなケーブル(または変換アダプター)で接続されましたか?

    具体的な型番や、「6.3mm TS→3.5mm TRRS変換」など、分かる範囲で教えていただけますと大変助かります。

    AKG WMS40 PRO MINIは6.3mm標準フォン(TS)出力が1系統のみのため、同じ構成を再現したいと考えております。

    お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

    • 猶崎 恵太 猶崎 恵太 より:

      コメントありがとうございます。UGREEN USBオーディオアダプターのマイク入力はプラグインパワー供給方のステレオミニ入力のため、接続に注意が必要です。
      私の場合、ワイヤレス受信機がXLR出力だったので、HOSA MIT-156(バランス→ステレオミニ変換ケーブル)を使用しました。WMS40 PRO MINIの場合は、TRS→XLR変換プラグを使えばMIT-156で接続できると思います。

      TRS→ステレオミニケーブルですと、ステレオ入力にバランス信号が入力されて、ノイズキャンセリングのような原理で音がうまく入らない可能性があります。

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