PC作業中に気軽に音楽が楽しめるBGM用スピーカーが欲しい!と思ったので、天井埋込スピーカーを取り付けしてみようと思います。
ライブ音響畑の私にとってのハードルは2点。
- 天井への穴あけ
- 壁から天井への通線
特に穴あけは、失敗すると天井に大穴が空くことになるので、慎重に作業を行いました。
本記事では具体的な作業手順をご紹介いたします。
天井への穴あけ
今回、スピーカーは1台のみのモノラル構成にしました。
設置場所はお部屋のセンターライン、
シーリングライトの延長線上に配置できれば見た目が良さそうです。

しかしながら、目視では天井裏の構造がどのようになっているのか分かりません。
まずは取り付けたい場所に障害物が無いか確認をしていきます。
天井裏の構造を確認
点検口から天井裏の構造を確認します。
当初は部屋の中心に埋め込む予定でしたが、
中心には野縁があるのが見てとれます。

野縁をカットすると大幅な補強が必要になる為、今回は中心からずらしてスピーカーを固定することにしました。
下地センサーで天井下地を探る
幸いにも「部屋の中心に野縁がある」とわかったので、
スピーカーの配置位置の横軸は固まりました。
あとは縦軸を決めるのみ。
交差する木材は「野縁受け」と「天井下地」の2つに注目。
天井下地は、天井ボードと接触しているので下地センサーで容易に確認ができます。

穴を開ける
穴あけ位置が決まったら天井ボードに穴をあけていきます。

穴あけはアジャスタブルサークルカッターを使用しました。
イイ感じに切り込みができたら、最後は手ノコでカットします。


配線
スピーカーケーブルを天井へ通していきます。

専用の通線器具も購入したのですが、個人的にはメジャーが一番使いやすかったです。
適度に硬く適度にしなるので、壁内にも通しやすかったです。
スピーカーへの接続
ケーブルが通ったらスピーカー線をスピーカーに取り付けます。

あとはアンプにスピーカーケーブルを繋いで接続完了です!

作業してみて
一番の難関は天井への穴あけだと感じました。
下地センサーだけでは天井裏の構造物が検知できないので、点検口等で天井裏の構造を把握する必要があります。
私の場合は、幸いにも部屋の中心に野縁があったので、部屋の中心からオフセットする形で位置出しができました。
家の設計段階であれば自由にスピーカーの位置が決められるのですが、
既設の場合はなかなか自由には決められないという印象でした。
まとめ
天井埋込スピーカーをDIYで施工する場合の要点としては、
- 天井裏の構造を把握する
- 構造によって希望する位置に取り付けできない場合がある
上記2点が重要です。
【YouTube版解説動画はこちら】
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