ダンスイベントやダンス発表会を開催するとき、
「音響って、何を用意すればいいの?」
と悩むことも多いと思います。
最低限必要になるのは、

- ミキサー
- プレイヤー
- アンプ
- スピーカー
- ケーブル
このあたりです。
また、ダンスだけでなく司会進行があるイベントでは、ワイヤレスマイクを用意することも多いです。
ただし、ダンスイベントの場合は単純に「音が鳴ればOK」というわけではありません。
特に重要になってくるのが、ダンサーが音を聞くためのモニタースピーカーと、低音をしっかり再生するためのサブウーファーです。
今回は、それぞれの機材がどんな役割をするのか解説していきます。
ダンスではモニタースピーカーが重要
モニタースピーカーとは、ステージ上にいる出演者が音源を聞き取りやすくするためのスピーカーです。

客席にはメインスピーカーから音が聞こえていても、ステージ上では意外と音楽が聞き取りにくいことがあります。
特にダンスの場合、ダンサーの方が正しくリズムを聞き取る必要があります。
そのため、ダンスイベントやダンス発表会では、ステージ上にモニタースピーカーを設置することをおすすめします。

「客席用のスピーカーがあるから大丈夫」と思われがちですが、メインスピーカーとモニタースピーカーでは役割が違います。
メインスピーカーはお客さんに音を届けるもの。
モニタースピーカーは出演者に音を届けるもの。
と考えると分かりやすいと思います。
マイクは演目に合わせて選ぶ
司会進行がある場合は、ワイヤレスマイクを用意しておくと便利です。
また、歌いながらダンスをする場合にもワイヤレスマイクが必要になります。
ワイヤレスマイクにも、
- ハンドヘルドマイク
- ヘッドマイク
などがあります。

手にマイクを持ちながらパフォーマンスするのであればハンドヘルド。
両手を自由に使って踊りたいのであればヘッドマイク。
といったように、マイクの種類は演目によって決めていきます。
ダンスにはサブウーファーが相性がいい
ダンスイベントで個人的におすすめしたいのが、サブウーファーです。

多くのダンスミュージックでは、低音がリズムの要になります。
ドン、ドン、と身体で感じる低音ですね。
この低音がしっかり出ているかどうかで、ダンサーの方の踊りやすさだけでなく、観客側の心地よさも変わってきます。
その低音域を主に担当するのが、サブウーファーです。
サブウーファーのメリットは音質だけではない
サブウーファーを使用するメリットは、音質だけではありません。
多くのPA用サブウーファーには、その上にメインスピーカーを固定できる機構があります。
そのため、
サブウーファー → ポール → メインスピーカー
という形で設置できます。

スピーカー用の三脚スタンドを別に広げなくてもよくなるので、ステージ周辺の占有スペースを減らせるというメリットもあります。
人が多く通るイベントでは、三脚の脚が広がっていると動線にも影響するため、このメリットは意外と大きいです。
サブウーファーは必ず必要?
「じゃあダンスイベントには絶対サブウーファーが必要なの?」
というと、サブウーファー無しでもできなくはありません。
個人的にはダンスイベントならサブウーファーを設営するのが好ましいと思っていますが、イベント規模や予算によってはサブウーファー無しで構成する場合もあります。
その場合は、できるだけ低音を出しやすいメインスピーカーを選定します。
会場規模が小さかったり、それほど大きな音量を必要としなかったりする場合は、メインスピーカーだけでも成立することがあります。
メインスピーカーは少し余裕を持って選ぶ
スピーカーは、会場規模やアンプの出力、使用時間などに応じて選定します。
ここでおすすめしたいのが、ギリギリではなく、やや余裕を持ったスピーカーを選ぶこと。
小さなスピーカーを限界近くまで鳴らし続けると、音が割れてしまったり、最悪の場合は機材の故障につながったりします。
特にダンスイベントでは、音楽をある程度大きな音量で長時間流すこともあります。
瞬間的に大きな音が出ればいいのではなく、イベント中ずっと安定して鳴らせることも重要です。
そのため、会場規模に対して少し余裕を持ったスピーカーを選定するのがおすすめです。
アンプはパッシブスピーカーを鳴らすために必要
アンプは、パッシブスピーカーを使用する場合に必ず必要になります。
パッシブスピーカーは、スピーカー単体では音を鳴らすための電力を持っていません。
そこで、パワーアンプから電力を送ってスピーカーを鳴らします。
一方で、最近よく使われているのがパワードスピーカーです。
パワードスピーカーは、スピーカーの中にアンプが内蔵されています。
そのため、別途パワーアンプを用意する必要はありません。
代わりにパワードスピーカーには電源供給が必要となります。
ここは結構重要なのですが、パワードスピーカーにパワーアンプを接続してはいけません。
故障する可能性があります。
同様に、アンプを内蔵しているパワードミキサーからパワードスピーカーへ、スピーカー出力を接続しないようにご注意ください。

ケーブルは長さにも注意
音響機器では、ケーブルの選定も重要です。
特に注意したいのが、アンプとスピーカーを接続するスピーカーケーブルの長さです。
アンプ、スピーカー、ケーブルの組み合わせが適切でないと、音量が小さくなったり、最悪の場合はアンプの故障につながったりすることがあります。
基本的に、スピーカーケーブルを長くする場合は、太いケーブルを使用するのがおすすめです。
一般的によく使われるスピーカーケーブルとして、直径約6mmのCANARE 4S6があります。
4S6の場合、総延長距離10m以内での結線がおすすめです。
10m以上、20m程度まで伸ばすのであれば、8mmや11mm程度の、より太いケーブルを選ぶのがおすすめです。
イベント会場では「スピーカーをもう少し遠くに置きたい」ということもありますが、単純に細いケーブルをどんどん延長すればいいというわけではありません。

音源を再生するプレイヤーも重要
最後にプレイヤーです。
ダンスイベントでは、
- CDプレイヤー
- USBメモリー対応プレイヤー
などを使用して音源を再生します。
可能であれば、事前に音源をデータ化しておくと当日の進行がかなり楽になります。
事前にデータをいただければ、演目順にプレイリストを作成しておくこともできます。
1曲目、2曲目、3曲目……と順番に並べておけば、本番中の音源間違いも防ぎやすくなります。
一方でCDを使用する場合は、ディスクの入れ間違いやトラック番号の間違いに注意が必要です。
そのため、
「演目名」
「使用するCD」
「トラック番号」
などを事前にまとめたリストを用意しておくと安心です。
また、当日の演目変更やプレイヤーのトラブルに備えて、予備のCDプレイヤーを用意しておくとさらに安心です。
ダンスイベントの音響は「客席」と「出演者」の両方を考える
ダンスイベントの音響を考えるとき、どうしても
「客席にどれくらい大きな音を出せるか」
ということに目が行きがちです。
もちろんメインスピーカーの音量も重要なのですが、それと同じくらい大切なのが、ステージ上のダンサーが音楽を聞き取れることです。
そのため、
- 客席へ音を届けるメインスピーカー
- ダンサーへ音を届けるモニタースピーカー
- 低音を補強するサブウーファー
- 司会や歌唱で使用するワイヤレスマイク
- 安定して音源を再生するプレイヤー
と、それぞれ役割を分けて考えていくと、必要な音響機材が分かりやすくなります。
小規模なダンス発表会であればシンプルなPAシステムでも対応できますし、屋外イベントや観客数の多い会場では、サブウーファーやモニタースピーカーを追加した本格的なPAシステムが必要になることもあります。
ダンスイベント・発表会の音響についてご相談ください
福山DTM Worksでは、ダンスイベント・ダンス発表会・地域イベントなどの音響機材レンタルから、搬入・設営・撤収・当日の音響操作まで対応しています。
「この会場なら、どれくらいのスピーカーが必要?」
「サブウーファーまで必要?」
「ダンサー用のモニタースピーカーを置きたい」
「司会用のワイヤレスマイクも一緒にお願いしたい」
といった段階からご相談いただけます。
会場規模や出演人数、演目、予算に合わせて音響システムを組み合わせることができますので、ダンスイベントの音響でお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。

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