【完全ガイド】Bluetooth対応天井埋め込みスピーカーの選び方|家庭・店舗向けポイント解説

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「テレビの音、もうちょっとハッキリ聞こえたらいいのにな…」
そう感じたこと、ありませんか?

リビングとキッチンが離れていると、テレビの音って意外と届かないんですよね。
音量を上げるとリビング側がうるさい、でもキッチンでは聞こえない…。
この“音のストレス”、地味に効いてきます。

思い切って「天井埋め込みスピーカー」を導入してみた結果…

我が家はダイニング側にテレビ、キッチンは少し奥まった位置にあります。
そこでキッチンだけ天井埋め込みスピーカーを設置してみたんですが――

  • テレビの音が直接頭上から聞こえるようになって、内容がクリアに
  • 家事しながらでもセリフを聞き漏らすことがほぼゼロに
  • 「ながら見」で時間を有効活用
  • Bluetoothレシーバーを使えば、スマホから音楽もワイヤレス再生OK

新築の時に入れておけば良かった…と思う位快適になりました。
見た目もスッキリするので、“生活の快適さ+インテリア性”の両取りができます。

ここからは、実際に選ぶときに迷いやすいポイントを、わかりやすく解説していきます。
まずは、多くの人が最初に悩むこのテーマから。

Bluetoothの受信方式(内蔵型 vs 外付けレシーバー)比較

天井埋め込みスピーカーでBluetooth音声を流す方法は、主に2つ。

方法①:Bluetooth受信機内蔵スピーカー

「スピーカー本体にBluetoothが入っていて、そのまま使えるタイプ」です。


一見シンプルで良さそうに見えますが、実はこんな特徴があります↓

項目内容
メリット余計な機材が不要。設置すればすぐ使える
デメリット①AC100Vの電源工事が必要(=電気工事士の資格が必要)
デメリット②故障した場合、スピーカーごと交換になる

「拡張性より手軽さ重視」という人向けですが、
メンテナンス性と柔軟性の面では物足りなさを感じます。

方法②:外付けBluetoothレシーバーをアンプに接続する(おすすめ)

こちらは、スピーカーとは別にBluetoothレシーバー(受信機)を用意する方法です。

項目内容
メリット①Bluetooth以外の音源(テレビ・PC・スマホ)も自由に入力OK
メリット②電気工事が不要
メリット③好きなスピーカー・アンプを組み合わせて音質を追求できる
デメリット機材が1つ増える(置き場所は必要)

プロ視点では断然Bluetoothレシーバー外付けをお勧めいたします。

天井埋め込みスピーカーの選び方|“店舗向け”と“音楽向け”の違いを知っておこう

天井埋め込みスピーカーと聞くと、
「どれ選んでも同じじゃないの?」と思われがちですが…

実は “店舗向け” と “音楽向け” の2タイプが存在します。

店舗向けスピーカーの特徴

  • 商業施設・病院・スーパーなどで使われるタイプ
  • スピーカーユニットは1つ
  • リーズナブル(1本8,000円〜)
  • 低音がカットされていて、音楽再生には不向き
周波数特性の例。200Hzまで出力が弱い

音楽再生向けスピーカーの特徴

  • 低音〜高音までフルレンジで再生
  • スピーカーユニットは2つ(2ーWAY)
  • 尖りの少ないサウンド
  • アナウンスは篭って聞こえる可能性がある
  • 1本3万円〜が相場感
音楽再生向けスピーカーの周波数特性。100Hzからしっかり出ている

家庭で音楽や映像を楽しみたい人は、迷わず“音楽向けモデル”を選びましょう。

スピーカーとアンプの組み合わせも大事

ここで一つ知っておきたいポイントがあります。

天井埋め込みスピーカーは、単品では音が出ません。

「スピーカーだけ買えばOK」と思いがちですが、
音を鳴らすためには“アンプ”が必須です。

スピーカー選びと同じくらい重要なのがアンプ

スピーカーとアンプにはそれぞれ “許容できる出力” と “インピーダンス(Ω)” があり、
ここを間違えると…

  • 音が小さい、歪む、掠れた音になる
  • 最悪の場合、スピーカーが故障する

という事態になります。

アンプ選びのポイント(ざっくり覚えておけばOK)

項目意識するポイント
スピーカーの許容入力アンプの出力<スピーカーの許容入力 となるように選ぶ
インピーダンス(Ω)スピーカーの本数が5本以上ならハイ・インピーダンスがお勧め
配線距離ケーブルが30m超えるなら“ハイ・インピーダンス方式”がおすすめ

基本的には家庭にはロー・インピーダンスのアンプとスピーカー。

店舗ではハイ・インピーダンスのアンプとスピーカーを選ぶのがお勧めです。

アンプ+スピーカーのセット

「いろいろ調べるのは好きだけど、組み合わせに不安がある…
そんな人におすすめなのが、アンプとスピーカーのセット商品です。

セット購入のメリット

メリット内容
相性確認済みスピーカーの規格に合わせたアンプが付いている
配線ガイド付きの製品もあるDIYでも迷いにくい

天井埋め込みスピーカーにはホームオーディオで使わない規格のスピーカーも存在するので、失敗しないためにもセット購入をお勧めします。

家庭にオススメの音楽向けスピーカーセット

放送設備用のスピーカーと音楽再生用のスピーカーでは性質が大きく異なりますが、

明確な区分がある訳ではないのでカタログ等では判断が難しいのが正直なところです。

そこで、筆者が実際に音を聞いて”音楽向け”と思うお勧めのスピーカー&アンプセット2つをご紹介いたします。

JBL 天井埋込スピーカー Studio2 6IC + TEAC プリメインアンプセット

JBLのコンシューマー向け製品として発売されているシーリングスピーカー。

同ラインアップでサブウーファーのラインアップもあるJBLのSTUDIOシリーズ。

サブウーファーとの組み合わせはホームシアターにも最適。

天井埋込スピーカー DM3C + 2.1ch デジタルパワーアンプセット

BOSEのプロオーディオラインアップに含まれるシーリングスピーカー。

コンシューマー機にみられる重低音とは真逆の印象を受けるナチュラルな音質特性となっています。(プロオーディオのBOSEは意外にもナチュラル系)

なかでも、デザインマックスシリーズは解像度が高く、オールマイティにお勧めです。

BOSE FS2Cは?

小さくリーズナブルなモデル”BOSE FS2C”は大音量を必要としないBGM再生用途にお勧め。
ナチュラルなサウンドでオールマイティに使用できます。
パワーを突っ込むと音割れしやすいので、ホームシアター等しっかりと音を出すなら上記のBOSE DM3Cをお勧めします。

DIYでの設置は

実際に設置した様子を記事にしていますので、下記をご覧ください!

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