DAMもJOYOSUNDもインストール可能なPS4。
しかしPS4においてもマイクの遅延問題がついて回ります。
本記事では採点機能を楽しみつつ、遅延なくカラオケを楽しめるセットアップ方法をご紹介いたします。
PS4の型式は「CUH-2000AB01」を使用した動作結果となります。
採点機能の有無で機材が変わる
最初にお伝えしておきたいのが、
採点機能を使うなら、接続が少し複雑になるということ。
もし、採点機能が必要無いのであれば、
下記のような「アンプ内蔵カラオケスピーカー」で簡単にセットアップできます。
マイクの音声はPS4を介さず内部で処理するため、マイクの音は遅れずに出力できます。
アンプ内蔵カラオケスピーカーでは採点機能が使えない
アンプ内蔵カラオケスピーカーはPS4を介さずに直接音声を出力します。
裏を返せば、採点機能に必要な「マイク入力」もされないので、採点機能が使用できません。
カラオケの採点機能を使うためには、PS4にマイクの音を入れる必要があります。
PS4でミキシングをすると音が遅れる
ここで問題となるのが、PS4で音声処理を行うと音が遅れて出力されるということ。
では、遅延を出さずに採点機能を使うにはどうしたら良いかというと…
マイクの音声を分配させ、
マイクミキサーとPS4の両方へ音声出力する
という方法が確実でお勧めです。
接続イメージはこちら

上記のように接続すれば、遅延することなく採点機能を使用できます。
スピーカーの遅延も要注意。オーディオ用のスピーカーはスピーカー本体が遅れて出力されるモデルがあります。遅延があるスピーカーを使用した場合、カラオケミキサーの音も遅れて出力されます。
カラオケ用のスピーカーまたは演奏用途に適したPAスピーカーであれば、遅延が生じない設計となっており、より確実に遅延を回避できます。
有線マイクでも出来なくは無いが…
有線マイクでも分配ケーブルを使ってPS4とカラオケミキサーの両方に音声入力すれば、理論上は遅延なく採点機能を楽しむことができます。

しかしながら、有線マイクを使用する方法ではケーブルの取り回しが煩雑になるため、あまり現実的ではありません。
ワイヤレスマイクがお勧め
ケーブルの取り回しを考えると有線マイクでの配線は現実的ではありません。
そこでお勧めなのがSOUNDPUREのワイヤレスマイクを使ったセットアップ。

上記のようにワイヤレス受信機から2方向へ音声を出力することができます。
図式にすると難しく見えるのですが、実際にセットアップしてみると簡単。
詳しくは動画をご覧ください。
マイク2本を使用する場合
マイクを2本使用する場合は、USBマイクアダプターも2本繋ぎます。

ここでの注意点は、DAMのカラオケアプリはマイク1本しか採点できないということ。
なので、DAMを使う場合はUSBマイクアダプターを2本繋ぐメリットはほとんどありません…
JOYSOUNDならマイク2本の採点が使用できますのでデュエットで採点を楽しみたい方はJOYSOUNDがお勧めです。
使用機材一覧
動画で使用した機材の一覧は次のとおりです。
PS4本体+コントローラー
中古を買う際はコントローラーの有無を要チェック。
コントローラーが無いために安価な価格設定をしているものもあります。
マイクミキサー もりあげくんPlus
USBマイクアダプター UGREEN US205-30724
デュエットで歌うならアダプターは2個使用します。
スイッチ付きUSBハブ
USBマイクアダプターを2本同時に繋いでPS4を起動するとうまく認識しないことがあるため、ON/OFFが簡単にできるスイッチ付きハブがあると便利
ワイヤレスマイクセット SOUNDPURE SPH80112-VDUAL
XLRメス→ステレオミニケーブル(コンデンサー入り)
UGREEN US205のマイク入力端子には2〜3V程のプラグインパワーが供給されています。
このプラグインパワーをカットするため「DCカットコンデンサー」付きのXLRメス変換ケーブルを推奨いたします。
ワイヤレスマイクを2本使用する場合はケーブルも2本必要となります。
自宅にカラオケルームを作るなら
防音室やカラオケルームに人気なのがDAMのカラオケスピーカーセット。
セット商品ならとにかく楽ちん。
あとはPS4接続用のケーブルがあれば、本格的なカラオケルームが出来上がります。







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