動画撮影だけ依頼できる?編集なし撮影の料金・納品データ・注意点を解説

映像
※本記事には広告(アフィリエイトリンクなど)を含みます。掲載機材に関するご質問・ご相談は、コメント欄にて受け付けております。

個人でも動画編集ができるようになったり、クラウドワークスなどで編集だけを気軽に依頼できるようになった昨今、「映像制作」ではなく、「編集なし・撮影のみ」というご依頼も増えています。

一見すると、「撮影だけお願いして、編集は自分でやれば安く済むよね」と思いますよね。

もちろん、それも一つの方法です。

ただ、ここで知っておいてほしいのが、

  • 制作 → 完成品が成果物
  • 編集なし・撮影のみ → 撮影データが成果物

という違いです。

これ、似ているようで結構違うんです。

撮影データを納品したあと、編集の段階になって「この映像が足りない」「この撮り方では編集できない」と分かった場合、再撮影が必要になることがあります。

そうなると、当然ですが再撮影には正規の撮影料金が必要になります。

「コストを抑えるために撮影だけお願いしたのに、結果的に再撮影でもう一度費用が掛かった……」

これはできれば避けたいですよね。

福山DTM Worksでも、そういった事態を可能な限り避けるために、撮影のみの案件でもかなり念入りにヒアリングをしています。

ただ、内容によってはヒアリングする項目もかなり増えます。

なので基本的には、制作会社経由でご依頼いただくか、撮影から編集までセットでご依頼いただく方法がお勧めです。

とはいえ、

「いや、自分で編集できます!」

「編集は社内の人にお願いしたい」

「知人に編集できる人がいる」

というケースも当然あると思います。

この記事では、特に制作会社を介さず、個人で「編集なし・撮影のみ」を依頼したい方に向けて、編集する段階になってから「こうしておけば良かった……」とならないために、知っておいてほしいポイントをまとめます。

少々込み入った話も出てきますが、通常の「編集あり」でご依頼いただく場合は、ここまで細かいことを全部考えていただかなくても大丈夫です。

「こんな感じの動画にしたい!」と完成イメージをまるっとお聞かせいただければ、こちらから必要なことをヒアリングしながら映像制作を進めていきます。

「編集なし」を明確にご希望の方へ

まず最初に、「編集なし」の範囲についてです。

ご依頼時には編集なしとなっていても、撮影後に、

「前後をカットしてください」

「データを圧縮してください」

となった場合、それは編集になります。

「前後を切るくらいなら編集じゃないのでは?」と思われるかもしれませんが、動画の場合はちょっと事情が違うんです。

そもそも「編集なし」のデータってどんなデータ?

福山DTM Worksでいう「編集なし」のデータは、トリミングなども一切していない、そのままの生データです。

撮影では、本番が始まるピッタリの瞬間にRECボタンを押して、本番終了と同時にピッタリ止める……なんてことは基本的にしません。

本番の前後には必ず余白を取ります。

なので、その余白も含めた状態でお渡しします。

そして圧縮もしていません。

当然、データ容量もそれなりに大きくなります。

「容量をもう少し小さくしてほしい」ということであれば、編集を行ってデータ容量を小さくしたり、圧縮したりすることになります。

前後をカットする作業そのものは、それほど難しい工程ではありません。

ただし問題は、書き出しです。

動画は書き出すときに、画質が若干劣化します。

どういうことかというと、

カット編集

書き出し時に圧縮

お客様の編集ソフトで読み込み・編集

もう一度書き出し時に圧縮

という流れになり、2回圧縮することになるんですね。

もちろん、劣化しない動画編集用のコーデックで書き出すこともできます。

ただ、今度は普通の動画プレイヤーでは再生できない形式になったりします。

お客様がどんなパソコンや編集ソフトを使うのか分からない状態では扱いづらくなってしまうので、編集環境が不明な場合には通常の書き出し方式でお渡しします。

データの受け渡しについて

撮影のみのご依頼で、意外と多いのが、

「ダウンロードできると思っていたけど、めちゃくちゃ時間が掛かる……」

というケースです。

例えば60GBの撮影データ。

最良の通信環境、1Gbps程度の回線であれば10〜15分程度でダウンロードできます。

ところが回線速度が遅い環境だと、同じ60GBでも5時間掛かる場合があります。

「リンクをクリックしたらすぐ終わるでしょ」と思っていたら全然終わらない……ということもあるので、データ容量が大きい撮影ではここも考えておいてほしいところです。

SSDやSDカードをご持参いただければ、その場でデータをコピーしてお渡しすることもできます。

容量などによっては、宅配便でお送りする場合もあります。

なお、SSDやSDカードをご持参いただく場合、もともと入っているデータについては補償できません。

万が一、書き込みエラーや郵送時の紛失などが認められた場合についても、既存データの復旧費用や損害については補償できませんので、この点はあらかじめご了承ください。

大事なのは「撮影後、どう完成させるのか」

編集まで含めてご依頼いただいた場合、こちらは完成形をイメージしながら撮影します。

ところが編集なしの場合、怖いのが、

撮影 → データ納品 → 編集者さんが確認 →「イメージしていた映像と違う」

となることです。

これは一番避けたいところです。

なので福山DTM Worksでは、編集なしの場合でも念入りに撮影仕様を確認しています。

本格的な映像制作だけの話ではありません

「いやいや、そんな大袈裟な映像を作るわけじゃないんだけど……」

と思われるかもしれません。

でも、例えばセミナー撮影のような現場でも、完成形を考えておくことは大切です。

プロジェクターを使ったセミナーを撮影するとしましょう。

その場合でも、

  • プロジェクターの映像は編集で後から入れるのか
  • 一切編集しないので、スクリーンそのものを撮影するのか
  • 編集はしないけれど、資料は別途オンラインで配布するのか

これだけでも必要な映像が変わってきます。

セミナー撮影の場合、福山DTM Worksでは事前にヒアリングを行います。

ただ、「どうしたらいいか分からない」という場合や、複数のシーンが必要になる場合には、そもそもの構成から考える必要が出てくることもあります。

こういった構成を主に整理する人が、いわゆる「ディレクター」です。

とはいえ、

「いや、ディレクターを付けるほど大規模な撮影じゃないよ……」

というケースもありますよね。

そういう場合は、むしろディレクションから編集まで一貫してお任せいただいた方がスムーズだったりします。

例えば事前にPowerPointのデータをいただければ、

「人物を大きく撮影して、PowerPointは後からワイプで合成しましょう」

という方法をご提案できます。

それにご了承いただければ、最初から合成する前提で人物をしっかりフォーカスして撮影できます。

スライドについても、人物を合成する場所を可能な限り空けていただく……といったご案内ができます。

撮影と編集が繋がっていると、こういうことが事前に決められるんです。

既存プロジェクトの追加撮影は、さらに要注意

ディレクションまでこちらにお任せいただく場合は良いのですが、一番怖いのが「誰がディレクションするのか曖昧」なケースです。

特に制作会社が入らず、個人の方が撮影と編集を別々の人に依頼する場合ですね。

この場合、

「誰が完成形を考えるのか?」

を一度明確にしておいた方が良いと思います。

そうしないと、

編集者 →「撮影者が構成を考えて撮ると思っていた」
撮影者 →「その話は聞いていない」
編集者 →「この素材では足りないので再撮影をお願いします」
お客様 → 追加費用が発生

……ということになり得ます。

誰も悪気はないんです。

でも、それぞれが「相手がやってくれると思っていた」となると、最後に困るのは依頼したお客様なんですよね。

ディレクター不在の案件については、こちらでも細かく要件をヒアリングしますので、その点はご安心ください。

ただし、そのぶん確認事項も増えます。

なので、時間には余裕を持ってご相談くださいね。

映像制作には、完成品からは見えない仕様もあります

ひとことで「映像」と言っても、実はいろんな仕様があります。

例えば、

フレームレート。

これは簡単に言えば、「1秒間に何回映像を描写するか」という設定です。

そしてピクチャープロファイル。

こちらは色味に関わる仕様ですね。

こういったものは完成した動画を見るだけでは分かりにくいのですが、中には編集することを前提とした撮影設定もあります。

もちろん、こちらから可能な限りヒアリングします。

ただ、特に指定がなかった場合は、その時点でのスタンダードな設定で撮影します。

そして怖いのが、編集のタイミングになってから、

「あのとき、この設定で撮ってほしかった」

となること。

……残念ながら、時間は戻せないんです。

再撮影するか、編集でなんとかリカバリーすることになります。

でも、できればそんなことはしたくないですよね。

編集なし案件でも「ディレクション」が必要になることがあります

ここも少しややこしいところです。

「編集は要りません。撮影だけお願いします」

という案件でも、

「事前にロケハンしてください」

「どう撮ればいいか考えてください」

「当日は出演者に指示してください」

「画角を考えてください」

というところまで入ってくると、編集なしではあるけれど、「撮影のみ」ではなくなってきます。

構成を練らずに撮影してしまうと、後から別日で追加撮影が必要になる場合もあります。

福山DTM Worksでは、大きく分けると次の3つの形で承っています。

① 撮影オペレーションのみ

依頼者側で撮影仕様・画角・進行などを決定していただき、その内容に沿って撮影します。

② 撮影+ディレクション

こちらで画角や撮影方法、当日の演出などを設計して撮影します。

③ 映像制作

企画・ロケハン・制作進行・撮影・編集まで、必要に応じて担当します。

「自分の場合はどこまで頼めばいいんだろう?」というところも含めてご相談いただければと思います。

社内での動画制作・内製化も支援しています

企業の広報やセミナー動画などについては、個人的には内製化もお勧めです。

特に広報では、外部のカメラマンが入るよりも、内部の方だからこそできる掛け合いや、その会社ならではの空気感があったりします。

毎回すべてを外注するのではなく、

「ここまでは社内でやる」

「この撮影だけ外部にお願いする」

という形も全然アリだと思います。

福山DTM Worksでは、機材選定から撮影のポイント、編集、企画についての社内研修も承っています。

「撮影だけお願いしたい」

「編集まで任せたい」

「そもそも自分たちで作れるようになりたい」

それぞれやり方は違います。

分からないところも含めて、お気軽にお問い合わせください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました