PC作業中に、机の上を占領しないBGM用スピーカーが欲しいと思い、
今回は天井埋め込みスピーカーをDIYで取り付けてみました。
据え置きスピーカーと違い、
- 見た目がすっきり
- 音が部屋全体に広がる
という点が魅力です。
ただし、天井埋め込みはDIYの中でも失敗が許されにくい作業。
ライブ音響畑の私でも、特にハードルに感じた点が2つありました。
- 天井への穴あけ
- 壁から天井への通線
とくに穴あけは、失敗すると天井に「戻せないダメージ」が残ります。
そのため、かなり慎重に作業を進めました。
本記事では、実際に施工して分かった注意点と具体的な作業手順を紹介します。
天井への穴あけで失敗するとどうなる?
天井埋め込みスピーカーは、開口寸法がそれなりに大きいのが特徴です。
そのため、位置を間違えると修繕費もそれなりにかかります。
いきなり本穴を開けるのはおすすめしません。
私が実践した失敗回避策
- まず中心に小さな下穴を開ける
- 針金を通して、天井裏に障害物が無いか確認
- 問題なければ、本穴を開ける
この方法なら、仮に位置がズレていても
小さな穴であれば石膏用パテで修復可能です。
この一手間があるかどうかで、失敗リスクは大きく変わります。
今回はモノラル1台構成にした理由
今回の施工では、スピーカー1台のみのモノラル構成にしました。
設置位置は部屋のセンターライン。
シーリングライトの延長線上に来る配置です。
モノラルにした理由
- 天井埋め込みスピーカーを有線LAN点検口としても兼用したかった
- 点検口として使うため、なるべく大きめのスピーカーを選定
- サイズ的に2台(ステレオ)を並べると窮屈になる
ステレオにしなかった判断基準
- 一定のリスニングポイントで聴くならステレオが理想
- ただし、PC作業のように姿勢や位置が変わる用途ではモノラルの方がバランスが崩れにくい
ステレオの場合、
スピーカー直下では左右どちらかの音が強く聞こえてしまうため、
BGM用途では違和感が出やすいと感じました。
天井裏の構造を確認する
天井は目視では構造が分かりません。
まずは点検口から天井裏を確認します。

当初は部屋の中心に設置する予定でしたが、
中心には野縁(構造材)が通っているのが確認できました。

野縁をカットすると大幅な補強が必要になるため、
今回は中心から少しオフセットして設置することにしました。
しかしながら、目視では天井裏の構造がどのようになっているのか分かりません。
まずは取り付けたい場所に障害物が無いか確認をしていきます。
野縁をカットすると大幅な補強が必要になる為、今回は中心からずらしてスピーカーを固定することにしました。
下地センサーで天井下地を探る
スピーカー位置の横方向が決まったら、次は縦方向です。
注目するのは以下の2点:
- 野縁受け
- 天井下地
天井下地は天井ボードと接触しているため、
下地センサーで比較的簡単に検知できます。

天井に穴を開ける
穴あけ位置が決まったら天井ボードに穴をあけていきます。

念には念をいれて、穴あけ部の中心に小さな穴を開けて、開口寸法の半径ほどに曲げた針金を回して障害物に引っかからないか確認します。

穴あけはアジャスタブルサークルカッターを使用しました。
ある程度切り込みを入れたら、
最後は手ノコで慎重に仕上げました。


配線
スピーカーケーブルを天井へ通します。
専用の通線工具も使いましたが、
個人的に一番使いやすかったのはメジャーでした。

適度な硬さ
ほどよくしなる
壁内・天井内に通しやすい
スピーカーへの接続
ケーブルが通ったら、スピーカーへ接続。

あとはアンプにスピーカーケーブルを繋いで完了です。

実際に使ってみた感想(完成後の変化)
設置後に一番感じた変化は、
隣室の生活音が気にならなくなったことです。
天井埋め込みスピーカーで軽くBGMを流すだけで、
周囲の音が自然にマスキングされ、
結果的にPC作業への集中力が上がりました。
音質以上に、
作業環境そのものが改善されたという印象です。
作業してみて
一番の難関は、やはり天井への穴あけでした。
- 下地センサーだけでは構造は把握しきれない
- 点検口からの事前確認が必須
新築や設計段階であれば自由度は高いですが、
既設住宅では構造上の制約が多いと感じました。
まとめ|DIYできる人・不安な人へ
天井埋め込みスピーカーをDIY施工する際の重要ポイントは、
- 天井裏の構造を事前に把握する
- 希望位置に設置できないケースも想定する
この2点です。
なお、
DIYが不安な方は「機材は自分で選び、施工は業者に任せる」
という選択肢も十分アリだと思います。
次回は、
キッチンに天井埋め込みスピーカーを設置して分かった
「機材選定で本当に重要だったポイント」を紹介予定です。
👉【YouTube版解説動画はこちら】
スピーカーの選び方はこちら
よくある質問
近年のBluetooth5.0対応モデルでは、遅延や音質の差はほとんど感じられません。高音質コーデック対応機種を選ぶのがポイントです。
はい。天井裏のスペースがあれば、DIYや業者依頼で設置可能です。
稀に受信できるモデルもありますが、基本的にはBluetoothレシーバー(外付け)を使用した方が汎用性・メンテナンス性の面で優れています。







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