Fire TV Stickを使えば、ご自宅でも本格的なカラオケを楽しむことができます。 本記事では、「おうちカラオケ@DAM」を例に、
・Fire TV Stickでマイクを使う方法 ・遅延を抑えるための接続ポイント ・用途別のおすすめ機器構成
について、音響目線で分かりやすく解説していきます。
これから自宅カラオケを始めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
カラオケ配信サービス選びで迷っている方へ
Fire TV Stick以外も含めて検討したい方には、以下の記事がおすすめです。
2通りのセットアップ方法
Fire TV Stickを使ったおうちカラオケには、大きく分けて2つの考え方があります。
・とにかく簡単に楽しみたい方
・音質や使い勝手にこだわりたい方
もし「配線はなるべくシンプルにしたい」「機械が苦手」という場合は、
アンプ・スピーカー・マイクが一体になった
【一体型カラオケスピーカー】がおすすめです。
テレビと接続するだけで使えるため、設定も少なく、すぐに歌い始められます。
Amazon FireTVStickはBluetoothにも対応。まずはBluetoothでペアリングして音切れ等が起きるなら、テレビと有線接続するのがGOOD
こだわる方は:HDMIオーディオ分離機
一方で、
・マイクの遅延をできるだけ抑えたい
・エコーや音量を自分で調整したい
・スピーカーやマイクにもこだわりたい
という方には、
HDMIオーディオ分離機を使った構成がおすすめです。
本記事では、この「こだわり派」向けの構成を中心に解説していきます。
まずは全体の接続イメージからご紹介します。
接続順
Fire TV Stick → HDMIオーディオ分離機 → ミキサー → アンプ内蔵スピーカー(またはアンプ+スピーカー)

この構成で重要なポイントとなるのが、
・HDMIオーディオ分離機の使用 ・遅延の無いスピーカー構成
です。
HDMIオーディオ分離機が必要な理由
Fire TV Stickには、マイク音声をミックスする機能がありません。 そのため、マイク音声を扱うためのミキサーが必須となります。
そこで必要になるのが、HDMIオーディオ分離機です。

HDMIオーディオ分離機を使用することで、
・Fire TV StickのHDMI信号から音声だけを分離 ・アナログ音声としてミキサーへ入力
が可能になります。
RCA変換ケーブルを使えば、一般的なミキサーやアンプと簡単に接続できます。

下記のようなRCA変換ケーブルを使えば、ミキサーやアンプでお馴染みのピンジャックで接続することができます。
接続イメージ

テレビから音声を取り出す方法もあるが…
テレビ側から音声を取り出す方法として、
・光デジタル端子 → DAコンバーター → ミキサー ・ヘッドホン端子 → ミキサー
といった方法もあります。
ただし、
・テレビの音量調整が必要になる ・内蔵スピーカーが使えなくなる ・抜き差しが発生して手間が増える
など、運用面で不便が出やすいのが難点です。
その点、HDMIオーディオ分離機を使えば、
・映像と音声はそのままテレビへ ・音声のみを別系統で取り出し
といった運用が可能になります。
特にサンワサプライ「VGA-CVHD8」は扱いやすく、 自宅カラオケ用途に非常に相性の良いモデルです。
スピーカーについて
スピーカーは「音が出れば何でも良い」という訳ではありません。 自宅カラオケでは、スピーカー選びが満足度を大きく左右します。
カラオケ用スピーカーの絶対条件
必ず押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 音声遅延が無いこと
- 許容入力に余裕があること
- 声がこもりにくい音質特性であること
特に注意したいのが音質特性です。
「音楽鑑賞向け」の豊かな低音を重視したスピーカーは、 カラオケ用途では声がこもって聞こえやすくなります。
カラオケスピーカーは、
・高域が出やすい ・声が前に出る
といった特性を持つ設計になっています。
なお、サラウンドシステムは音声遅延が大きいため、 マイク音声の出力には不向きです。
おすすめ機器紹介
スピーカー
スピーカーは「カラオケ用スピーカー」を選ぶのが基本です。
アンプとスピーカーを別々に選ぶ場合は、
・アンプ出力とスピーカー許容入力 ・インピーダンスの組み合わせ
に注意してください。
不安な方は、アンプ+スピーカーのセット商品がおすすめです。
Fireタブレット
Fire TV Stickでカラオケをするなら、Fireタブレットがあると非常に便利です。
・楽曲検索 ・予約操作
をタブレット側で行えるため、 カラオケボックスに近い操作感になります。
HDMIオーディオ分離機
実際に使用しているモデルとしておすすめなのが、
サンワサプライ VGA-CVHD8
4K/HDR対応で、光デジタル・アナログ出力の両方に対応しています。
アンプへの接続用ケーブルはこちらです。
ミキサー
ミキサーはエコー機能付きのモデルがおすすめです。
手軽に使うなら「もりあげくん」シリーズが定番ですが、 音質重視の方にはaudio-technica製ミキサーがおすすめです。
さらに音質にこだわりたい方は、 PA用ミキサーという選択肢もあります。
マイク
カラオケ用のマイクとして使うなら「スイッチ付きダイナミックマイク」がお勧めです。
お勧め商品はこちら
CUSTOMTRY CM2000はとあるテレビ番組で「採点のスコアが上がるマイク」として取り上げられて人気を博しているマイクです。
高域重視のハイ上がりな音質特性で、音がこもりにくく、明瞭なサウンドが特徴。
※FireTVStickは採点非対応です。
SHURE SM58SEはステージや設備で定番のマイクです。
個人的には兄弟モデルのBETA58Aが好きですが、スイッチが無いので…SM58SEをお勧めしておきます!
ワイヤレスシステムも使用可能。
カラオケボックスでは「赤外線」方式のワイヤレスマイクが主流ですが、受光器の設置位置が難しいので、自宅カラオケには「800MHz」の電波式ワイヤレスシステムがお勧めです。
カラオケアンプ単品
スピーカーを既にお持ちの方は、 ミキサー内蔵のカラオケアンプを追加する方法もあります。
CLASSIC PRO KOK700は、 シンプル構成で扱いやすいモデルです。
まとめ
Fire TV Stickを使った自宅カラオケは、
・HDMIオーディオ分離機 ・ミキサー ・遅延の無いスピーカー
この3点を押さえることで、 快適に楽しむことができます。
機器点数は多く見えますが、 一度構築してしまえば、 カラオケボックスに近い環境をご自宅で実現できます。
ぜひ、ご自身の環境に合わせて検討してみてください。











コメント
1.amazon primeが組み込まれたTVでもFire tv sticを使った方がよろしいのでしょうか。
2.映画鑑賞用にpanasonic シアターバー SC-HTB900に繋いでいます。このケースだと、TVとサウンドバーの間にミキサーを組み込むということになりますでしょうか?分配器は必要ですか?
コメントありがとうございます!
TVに関しては検証環境が無いため推測となりますが、おそらくDAMのカラオケアプリがインストールできないのでは?と思います。
DAMの公式ページにもAmazonFireTVが必要と記載があるようです。
2つめの接続に関してですが、
SC-HTB900の仕様を確認したところ、ミキサーを繋ぐためのアナログ端子が搭載されていません。
光デジタル入力とHDMI入力がありますが、これらの端子は音が遅れる可能性がありますので、カラオケのマイク出力には適しておりません。
SC-HTB900と併用する場合は、マイク出力用のスピーカーを用意するのが良いと思います。
例)
カラオケの音源→SC-HTB900
マイクの音→カラオケスピーカー
カラオケスピーカーはワイヤレスマイクとセットになった物で、エコー機能が付いた物がお勧めです。
製品例:JBL PartyBox Encore
https://amzn.to/42q20rt
ご参考になりましたら幸いです。
スピーカーを別で購入するのは、コストが高すぎるかと思いました。サウンドバーは挟まずにテレビから出力させる方が良いでしょうか?
マイクの音をどう出すか…ですね。
テレビからマイクの音を出すには、アナログの音声信号をHDMIにエンベッドする方法が考えられますが、音声遅延の問題が生じるほか、テレビのスピーカーでは音も悪いと思います。
HDMIオーディオエンベッダー製品例:
https://amzn.to/4gVNw8A
接続例
マイク→ミキサー→HDMIオーディオエンベッダー→テレビのHDMI入力
理論上は上記のように接続できますが、正直マイクスピーカーを買った方が良い結果が得られると思います。
セールス抜きに、安価なマイクスピーカーでも良いので、別途ご購入頂くことを強くおすすめいたします。
さっそく表記分離機ともりあげくんを購入しました。
我家はAVアンプがTVに接続しホームシアターができる環境です。そこで、
分離機のHDMI INとOUTの接続先とSTEREO OUTの接続先を教えていただけませんか?
スティックは4K MAX
AVアンプはYAMAHA RX-A2080
テレビはソニー kd 65x9500bです。
以上、宜しくお願いします。
記事をご覧いただきありがとうございます!
接続に関してですが、
HDMI分離機のHDMI入力へFireTV4K MAXを繋ぎ、HDMI分離機のHDMI出力をテレビのHDMI入力にお繋ぎ下さい。
そして、HDMI分離機のAUDIO OUTをもりあげくんCLASSICのオーディオ入力に繋ぎます。
最後にもりあげくんCLASSICのオーディオ出力をAVアンプのオーディオ入力(赤と白のアナログ入力)に繋ぎます。
以上でセッティング完了です。