撮影が終わったら編集作業です。本記事では音楽モノの編集フローをご紹介いたします。
目次
動画編集ソフトについて
おすすめの編集ソフトは、BlackMagicDesignのDavinciResolveです。
理由は色彩や明度の補正ができるから。
DavinciResolveには有償版のDavinciResolve Studioがありますが、
ライブ映像の編集は無料版でも全然大丈夫!
編集のフロー
ここから、おおまかな編集の手順を解説していきます。
本記事では作業手順に重点を置いています。具体的な操作方法は割愛します。
DavinciResolveは無料のソフトなので、実際にインストールして使ってみるとわかりやすいと思います。
1.素材の整理
編集の第一歩は素材の整理から。
セッティング風景や撮影テストのデータ等、本編で使用しないデータを削除しておきます。
データを整理することで、編集が格段にしやすくなります。
私は、一旦DavinciResolveのメディアプールに入れてから、
メディアプールの中で不要なクリップをDeleteキーで削除するようにしています。
こうすることで、元の素材は消さずにメディアプールからのみ削除できます。
間違って消しても、素材を入れ直すだけで済むので、怖くないですね。
2.段積み
素材の整理が終わったら、素材をタイムラインに入れて、タイミングを合わせていきます。
基本的に、ライブ映像はマルチカメラ+オーディオレコーダーで収録します。
ここで問題となるのが、録画開始のタイミングがバラバラということ。
よーいどんで録画を始めたとしても、コンマ数秒ほどズレが生じるはずです。
編集では、一番最初にカメラやオーディオデータのタイミングを合わせる作業を行います。
同じ時間軸に複数のカメラとオーディオのデータが積み上がるように、タイミングを合わせていきます。
この作業を「段積み」と呼びます。
3.カット編集
素材のタイミングが揃ったら、余計な部分を取り除くカット編集を行います。
余計な部分をカットした後に、映像の切り替えを行います。
4.カラーコレクション
カット編集ができたら、映像の色調や色彩補正を行います。
特にライブハウスでは、演出でストロボを使用することがあり、点滅が目に刺さり見辛い映像になることがあります。
ストロボなどのメリハリの効いた演出がされている場合は、あえて画面全体を白っぽくして、目に刺さらないようにします。
やりすぎると、白飛びの原因になるので、限度がありますが。。。
加減を見ながらカラー編集を行います。
5.映像チェック&書き出し
編集が一通り終わったら、映像をチェックして、問題なければ書き出しをします。
動画サイトへの共有でしたら、以上で作業完了です。
DVDに焼く場合は最後の工程があります。
6.オーサリング
動画編集ソフトから書き出しただけではDVDに書き込みできません。
DVD用の形式に変換するオーサリングが必要となります。
なお、DavinciResolveにはオーサリング機能が無いため、別途オーサリングソフトが必要となります。
意外と悩ましいオーサリングソフト
adobe encoreが定番のオーサリングソフトでしたが、サポートが終了しています。
DVD自体、流行りではないので致し方ないことですが、、、
ニーズがあるので困りますよね!
無料のオーサリングソフトもありますが、エラーが出ることがあり、業務ではお勧めしづらい部分があります。
業務ユースでは「Toast DVD」が人気ですが、こちらのソフトも2021年で更新が止まってしまっています。
確実性を最重視するなら「EDIUS」のdisc burnerが間違いないですが、ちょっと贅沢な使い方ですね。
私自身も答えが見出せないまま「Toast DVD」を使用しています。
まとめ
以上がライブDVDの制作フローでした。
福山DTM Worksでは動画編集のレッスンや、ライブDVD制作も行っています。
自分でやってみたいという方、全部任せたいという方、幅広く対応しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ!
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